使いかけの白髪染めはいつまで取っておける?残った白髪染めを捨てるのはもったいない?
1剤と2剤を混ぜ合わせる化学染料の入った白髪染めは、「混ぜたらその場で全部使い切る」のが鉄則です。たとえ染料が残っても、残しておくことはできません。それはなぜかというと…?
この記事で分かること
1剤と2剤を混ぜた混合液を、残しておけない理由は?
混ぜた後、時間が経つと染色効果がなくなる
1剤と2剤を混ぜた混合液は、化学反応によって色を染める効果が発生するため、時間が経つと染色効果がなくなってしまいます。そのため、「もったいなから取っておきたい」と思っても、次の機会に使うことはできません。
残った染料が入った容器を密閉すると、破裂することも!
また、残った染料が入った容器を密閉してしまうと、ガスが発生して破裂する危険性もあります。くれぐれも、1剤と2剤を混ぜ合わせた後は使い切り、もし残ったら速やかに下水に流すようにしましょう。
「たかがヘアケア製品だから」と甘く見ていると、思いがけない化学反応が起こってしまうこともあるのですね!そういう意味でも、白髪染めの製品を購入したら、まずは「使用説明書」をじっくり読むことをお勧めします。
ワンプッシュタイプの白髪染めなら、保存OK!
必要な量をプッシュして、残りは保存できるワンプッシュタイプ
あらかじめ容器に1剤・2剤の混合液が入っていて、ワンプッシュで使うタイプの白髪染めなら、必要な量だけを取り出して残りを保存することができます。
「化学染料を使ってしっかり染めたいけれど、どうしても使い残しが出てしまいがち」という人は、ワンプッシュタイプに切り替えた方が良いかもしれませんね。一度開封した染料は、6ヶ月以内に使い切れば大丈夫です。
チューブタイプの白髪染めも、保存できます
1剤と2剤がチューブになっているタイプなら、保存可能
1剤と2剤がチューブになっている白髪染めも、必要量を出した後で保存することができます。キャップをしておけば、2~3ヶ月は大丈夫なので、次の毛染めのタイミングで使い切ることができるでしょう。
ただし、開封した後は少しずつ変色していきます。「色が変わるのは何となくイヤ」という人には不向きかもしれませんが、染まり方には問題ありません。
ヘナの白髪染めは、使った後に残ったら密封して保管
アルミの袋は、品質劣化を防ぐ優れモノ
化学染料を使わない「ヘナ」の白髪染めの場合は、もし「使い切れずに残ってしまった」としても、保管状態を良くすることで取っておくことができます。
水やお湯で溶いた状態のヘナが残ってしまったら、まずはビニール袋に入れて密封し、それを粉の入っていたアルミの袋に入れてさらに密閉します。ヘナの袋の多くがアルミでできているのは、湿気からハーブを守り、品質劣化を防ぐ効果があるからです。
そして、密閉が終わったら、湿気の少ない日陰に保管しましょう。冷蔵庫や冷凍庫では保管できません。
一番気軽に保管できるのは、トリートメントタイプ
バスルームで気軽に使えて、保管も便利
保管の点で王様的な存在なのが、何と言っても「トリートメントタイプ」の白髪染めです。普通のトリートメント感覚でバスルームなどに置いておくことができ、いつでも必要な量をチューブからスルスルッと取り出して、気軽に使うことができます。
また、「ヘアマニキュア」や「白髪染めシャンプー」も、開封後に捨てずに使い続けることができます。
白髪染めは、「このぐらいの量で大丈夫かな?」と思って取り出しても、「やっぱりちょっと足りない」「少しだけ余ってしまった」ということが、往々にしてあります。何度も経験をすれば、おおよその勘もつかめますが、それでも毎回適量をキープするのはなかなか難しいでしょう。
そう考えると、やはり保存ができて、いつでも必要量を出して気軽に使えるタイプはとても便利ですね!
化学染料の入っていた容器は、破棄する時に注意が必要!
ワンプッシュタイプは、捨てる前にガス抜きを
化学染料の入った白髪染めの容器は、「使い終わったらそのままポイッ」というのは絶対にNGです! 染料が残っていたら十分な水で洗い流し、各市町村の規定に従って廃棄してください。
ワンプッシュタイプのエアゾール容器は、廃棄をする際に特に注意が必要です。中身をすべて使い終わった後は、必ずガス抜きを行ってから捨てる必要があります。
トリートメントタイプやシャンプータイプの白髪染め、ヘナの白髪染めなどは、そうしたことにあまり神経を使うことなく、通常のシャンプーやリンスと同じように扱うことができます。
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