ヘナ白髪染めとトリートメントを徹底比較!おすすめはどちら?
黒髪に白いものが目立ち始めると、「もう年だし」と諦め気分になる人と、「白髪染めを使うようになっても艶髪をキープしたい」とがんばる人に分かれるようです。今回はその後者、“ずっと美しい黒髪でいたい”と願う人に最適な白髪染めをご紹介しましょう!
究極の艶髪をキープできる白髪染めといえば、何と言っても「ヘナ」です。ただし、このヘナは「大変だから続かない」というリタイア組みが多いのも事実。ヘナを始めるなら、「美しい黒髪をキープするためには何でもやる!」という気合いが必要でしょう。その分だけ、仕上がりの満足感は高く、長く使い続ける人が多い白髪染めです。
「そこまで本気にはなれないけれど、やっぱり美しい黒髪はキープしたい」という人には、「トリートメントタイプ」の白髪染めをお勧めします。トリートメント感覚で気軽に染められて、艶のある黒髪を保てるので、いま白髪染めランキングの上位はほとんどこのタイプです。
ヘナが「クラシカル」なら、トリートメントタイプは「カジュアル」といったところでしょうか?この2タイプ、いったいどんな白髪染めなのか、詳しく見てみると…
この記事で分かること
手間はかかるが仕上がりの美しさは感動もの! 「ヘナ」
髪や頭皮の状態を改善してくれる
「ちょっとぐらい面倒でも、一番髪に艶が出るものを」と望むなら、何と言ってもイチ押しは「ヘナ」の白髪染めです。ヘナはインドや中近東などに自生しているハーブ(植物)の一種で、5千年もの長い歴史を持っています。アーユルヴェーダでは、薬として皮膚病予防や止血・やけど・頭皮の炎症を抑えるためなどに使われていました。
「皮膚病予防や頭皮の炎症防止ということは、頭皮も健康にしてくれるということ?」 そうなんです!ヘナは頭皮の中にある悪いものを体外に出して、身体を内側からきれいにするので、頭皮を健康な状態にしてくれます。頭皮が健康な状態になるということは、そこから生えてくる髪も健康になるということですね。
「ヘナを続けていたら、かぶれていた頭皮が治ってしまった」「髪にどんどん艶が出てきた」という人が多いので、一度ヘナのファンになるとどんな新商品が出ても振り向かず、ずっとヘナユーザーでいる人がとても多いのです。
使えば使うほど髪に艶とハリ、コシがでる
また、髪の外側にはケラチンがありますが、ヘナはこのケラチンをやさしくコーティングして、髪を守ってくれます。髪を内側からも外側からもいい状態にしてくれるので、使えば使うほど髪に艶が出ます。
ハリやコシも出て、ピアノ線のようにピンと立った元気な髪になり、髪の量が増えたように見える人も少なくありません。かつては、あのクレオパトラも使っていたというヘナ。さすが5千年の歴史は、侮れませんね!
ここさえ耐えられれば、あなたもヘナユーザーに
「こんなに素晴らしいヘナなのに、なぜ皆が使わないの?」と、疑問に思いますよね。実は、ヘナはトリートメントタイプなどに比べて染め方が難しく、時間も手間もかかるのです。そのため、「仕事で毎日忙しい」「子育て中でゆっくり毛染めをしていられない」という人には、ちょっと大変かもしれません。
美しく健康な髪になりたいのはやまやまでも、長く続けられるかどうかを考えて、無理のない範囲で白髪染めを選ぶことが大切。自然な染料を使った白髪染めであるほど、「継続は力なり」の部分が多いからです。
使い勝手も満足度も高い「トリートメントタイプ」
シャンプーついでに気軽に染められる
いま白髪染めランキングの上位を独占しているのが、「トリートメントタイプ」の白髪染めです。「さあ、白髪染めをやるわよ!」と気負わなくても、「シャンプーついでにちょっと白髪も染めちゃおうかな」というような軽いノリで使えるので、若い世代の人でも違和感なく使えるでしょう。
自然な感じに美しく染まる
トリートメントタイプの白髪染めには酸化染料などの髪を傷める成分が含まれていないので、髪がパサパサになったり、頭皮に痒みが出たりする心配がありません。1剤と2剤を使う化学染料の入った白髪染めのようにしっかりとは染まりませんが、逆に「いかにも白髪染めをしました」というような感じがなく、ごく自然なイメージに染めることができます。
また、その名の通りトリートメント効果があるので、長く使い続けると髪が少しずつ艶やかになっていきます。15分ほどでスピーディに染まり、髪も美しくなるという、一挙両得のトリートメントタイプ。まさにいまの時代にピッタリの白髪染めですね!
使い始めてしばらくの間は、我慢が必要
そんな魅力満載のトリートメントタイプですが、中には「これ、私には向いていない」と思う人もいます。それはなぜかというと、しっかり染まるタイプの白髪染めを使っていた人がトリートメントタイプに切り替えると、1回や2回では完璧に染まらないからです。少なくとも1ヶ月ほどは、髪に色が入る前の“準備期間”と考えないと、染めた時に「何これ!信じられないくらい染まらない」というブーイングにつながります。
でも、その時期さえ乗り切れば、後は順調に美しく染めることができます。即効を求めるタイプの人には不向きかもしれませんが、自然な染めあがりと身体への安全性などを考えると、偏差値はかなり高い白髪染めと言えるでしょう。
「ヘナ」と「トリートメントタイプ」の両刀使いもアリです!
「1~2ヶ月に1回はヘナで染めて、それ以外はトリートメントタイプを使う」という、両刀使いの人もいます。2ヶ月に1回くらいなら、気合いを入れてヘナで染めても負担にならないし、生え際から白髪が生えてもトリートメントタイプでフォローすればOK! という訳です。
自分に一番合った方法で、ひとつの白髪染めにこだわらずに使うと、選択肢がグッと広がりますね。