クレオパトラも白髪染めをしていたってホント!?
紀元前の時代からクレオパトラも白髪染めをしていた!
紀元前3000年からヘナは使われていた
白髪染めというと、「せいぜいここ数十年で普及し始めたのでは?」と思い込んでしまいますが、実は白髪染めの歴史はとても古く、はるか紀元前の時代に遡ります。
その頃使われていた白髪染めの名称は「ヘナ」です。「え!ヘナ? 現代人が使っているヘナの毛染めが、そんな昔からあったの?」とビックリする方もいるでしょう。
紀元前3000年の時代から、ヘナは染毛剤としてだけでなく、宗教的なボディペインティングや、薬としても使われていました。あの美しい黒髪が印象的なクレオパトラも、ヘナを使って一日がかりで染めていたそうです。
ヘナは“自然の万能薬”として重宝されていた
当時のヒンズー教徒はヘナを好んで使っていて、結婚式を挙げる時は手や足にヘナでタトゥーを施して、お祝いをする習慣があったようです。このことからも、いかにヘナが自然の摂理にかなった白髪染めかということがわかりますね。
このヘナ、インド古来の伝承医学「アーユル・ヴェーダ」では、“自然がもたらす万能薬”として重宝していました。おできや皮膚病などを改善したり、怪我をした時の止血や打撲・やけどの改善など、さまざまな場面でヘナが活躍していたのです。
インドだけでなく、欧米でも1世紀以上前からヘナは使われています。では日本ではいつ頃から使っているかというと、まだ20年ほどしか経っていません。日本にヘナが普及するのは、まだこれからかもしれませんね。
これからの白髪染めは、いったいどうなる?
染め上がるまでに10時間もかかった、明治時代の白髪染め
さて、これからの白髪染めは、いったいどういう方向に進むのでしょうか?昭和時代から現在にかけて一世を風靡した酸化染料を使った白髪染めも、今は皮膚炎やアレルギーが問題視され始めています。
ではヘナに人気が集中するかというと、忙しい現代人にとっては染め方がやや面倒なので、誰もがヘナを愛用するというわけにはいかないようです。ここ数年は昆布などの天然素材を使った、トリートメントタイプの白髪染めも人気を呼んでいます。これからも最先端のバイオテクノロジーを駆使して、「染めやすく 美しく 健康にもいい」毛染めを開発してほしいものですね!
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