白髪染めアレルギーの原因と悩まないための【3つの裏ワザ】
「10年以上も白髪染めを使い続けてなんともなかったのに、ある日突然頭がズキズキ痛み出した!」そんなビックリ現象を経験する人も、実は少なくありません。
アレルギーの怖い点は、使った後すぐに反応があるのではなく、ずっと後になって突然発症する恐れがあることです。
では、そんな白髪染めアレルギーは、いったいどのようにして起こるのでしょうか?そして、白髪染めアレルギーにならないためには、どのようなことを心がけたら良いのでしょうか?
白髪染めでアレルギー症状が出るのは、いったいなぜ?
ジアミン系の化学成分が悪さをして、アレルギーを発症!
白髪染めによるアレルギー症状は、頭皮の赤みや湿疹・かぶれ・フケ・抜け毛などさまざまです。ひどい時には、呼吸困難になってしまうこともあります。実はこうしたアレルギー症状の7割ほどが、ジアミン系の化学物質と関連しているといわれています。
その中でも一番悪さをするのは、「パラフェニレンジアミン」という成分! これは1剤と2剤を混ぜるタイプの白髪染めにはほぼ含まれています。とても強力な化学染料で、その分髪の染まりが良いというメリットがあるのですが、強力なパワーがあるだけにアレルギーの原因となってしまうこともしばしばです。
白髪染めアレルギーにならないための【3つの裏ワザ】
では、そんな白髪染めアレルギーの脅威から逃れるために、おススメしたい3つの裏ワザをご紹介しましょう!
【ウラ技その1】なるべく刺激の少ない「ノンジアミン」の白髪染めを選ぶ
白髪染めでアレルギー症状が起きないようにするためには、なるべく刺激の少ない白髪染めを選ぶことが大切です。たとえばここ数年で増えてきたトリートメントタイプの白髪染めや、ヘアマニキュア、粉のタイプの白髪染めなどがおススメです。
1剤と2剤を混ぜ合わせて使うタイプの白髪染めは、髪のパサつきや健康面が気になる人は、避けたほうがいいでしょう。化学染料を使った白髪染めは、染まりやすく色落ちしにくいという利点があるのですが、何度も使ううちに「パラフェニリンジアミン」などの原因物質が頭皮から体内に入って溜まり、ある日突然アレルギー症状を引き起こす場合があります。
コップに水を少しずつ入れると、だんだん溜まってきて表面張力のところまでなんとか頑張った後、「もうダメ!」というようにダダーッと水が外にこぼれ落ちますね。これと同じように、アレルギーも原因物質が少しずつ溜まっている間は症状がなく、それがある日臨界点に達すると、せきを切ったように症状が出始めるのです。
化学染料を使わない白髪染めは、こうした心配も極めて少ないので、安心して使うことができるでしょう。
【ウラ技その2】白髪染めを使う前に「パッチテスト」をする
では化学染料を使った白髪染めを使うと、誰もがアレルギー症状を引き起こすかというと、そういうわけではありません。化学染料が入った白髪染めをずっと使い続けても、まったくアレルギー症状が出ない人もいるのです。また、「Aの白髪染めを使った時はかゆみが出たのに、Bを使ったらなんともなかった」という人もいます。
このように白髪染めは、使う人との相性がとても重要です。ちょっと面倒でも、初回だけは「パッチテスト」をして、自分に合うかどうかをチェックしておきましょう。一度大丈夫とわかれば、あとはほぼ問題なく使うことができます。(過労や体質の変化などによっては、使用後に異常が現れる場合もあります。)
パッチテストといっても、わざわざテスト用のキットを買ってくる必要はありません。やり方はとても簡単! 使おうとしている白髪染めの1剤と2剤を少量ずつ、決められた割合で金属製以外の小皿に出し、綿棒などで混ぜて二の腕の裏側に塗ります。そのまま48時間様子をみて、腫れやかゆみ、赤みなどが出なければ使っても大丈夫です。すぐに症状が出る場合もあるので、塗布後30分したら一度チェックしましょう。
テストをしている間はお風呂に入れないので、そこがちょっと辛いところですが、「長く使う白髪染めだから、今だけは我慢!」と思って頑張りましょう。パッチテストでもし異常が現れた場合には、使用を控える必要があります。
トリートメントタイプの白髪染めやヘアマニキュアなどのように、1剤・2剤を混ぜないタイプの白髪染めの中には、パッチテストが必要ないものもあります。その場合は、まず製品の説明書を読んでみて、テストするかしないかを検討しましょう。
【裏技その3】日頃からアレルギー体質の改善に努める
「私は花粉症」「私はアレルギー性鼻炎」「私は白髪染めアレルギー」といったように、いろいろなアレルギー症状をまったく違うもののようにとらえてしまいがちですが、実はアレルギーによって生じる一連の症状は微妙に関連し合っています。「アレルギー性鼻炎になってしまったので、生活習慣を改めて体質改善をしたら、花粉症まで治っちゃった!」という事実があるのは、そのためです。
日頃から適度な運動をし、和食中心の食生活に改めるなど、健康を守るための努力を心がけましょう。「病気の原因の多くは血流にある」といわれるように、健康に気をつけて血液をいつもサラサラの状態にしておけば、アレルギー症状は自ずと出づらくなるでしょう。
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